ウエスカ岡崎、本拠地での“お披露目会”参加 香川とのダービーは「負けられない」
約1000人のファンを前に「ゴールを決めて、昇格に貢献します」と宣言
スペイン2部ウエスカの日本代表FW岡崎慎司は現地時間12日、本拠地エスタディオ・エル・アルコラスでファンへの“お披露目会”に参加。約1000人のファンの前で今季の活躍を誓った。地元メディア「スポルト・アラゴン」が報じている。
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岡崎は今夏、イングランド・プレミアリーグのレスターからスペイン2部マラガに完全移籍したが、クラブの抱えるサラリーキャップの問題が解決されず、公式戦に出場することのないまま契約解除。その後、同リーグのウエスカ加入が発表されていた。
現地時間8日のスポルティング・ヒホン戦(1-0)で途中出場し、すでにウエスカでのデビューを飾っている岡崎だが、開幕後の加入ということもあり、12日に改めてファンに挨拶する機会が設けられた。その様子をスペインの地元メディア「スポルト・アラゴン」は「スタンドが岡崎にひれ伏す」と見出しを打ち、次のように伝えている。
「約1000人のウエスカファンがシンジ・オカザキを出迎えた。輝かしい午後となり、日本人ストライカーは自分がウエスカの主役であることを理解するのに十分な1時間弱だった」
同記事では岡崎がファンに対して「ゴールを決めて、昇格に貢献します」とコメントしたことも報じ、「オカザキの言葉は期待に応えていた」としている。一方で、「ストライカーはゴール数で判断されるが、西洋人の日本人に対する固定観念としてハードにファイトする姿勢がある。エル・アルコラスでは最大の努力が求められるだろう」とも記しており、あらゆる面においてハードルは高く設定されているようだ。
また、ウエスカの公式YouTubeチャンネルにも公開されている会見で、岡崎は日本代表MF香川真司の所属するサラゴサとの“アラゴン・ダービー”についても言及。「(香川とは)まだ1回も会っていませんけど、そこは負けられない」と笑顔を見せたうえで、「もともと友人ですが、サッカーはまた別。そこは分けて、一番負けてはいけない相手だと思います」と意気込みを語っていた。
すでにサラゴサで中心選手となりつつある香川と同様、欧州でも実績十分の岡崎は地元ファンも大きな期待を懸ける存在となっている。
(FOOTBALL ZONE編集部)