「未熟な時ほど…」 DF酒井宏樹が語る“日本人欧州移籍論”「完成してからでは遅い」

近年の欧州移籍の流れを受けて酒井が持論展開【写真:池田純】
近年の欧州移籍の流れを受けて酒井が持論展開【写真:池田純】

メンタル面の重要性を強調 「意外と2時間の練習時間より、他の22時間のほうが大事」

「コミュニケーションに不安になることはないし、喋れなくても(コミュニケーションを)取る方法はある。とにかく来ることが大事だと思う」

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 そう力説した酒井は「海外に7年いるので、ペラペラではないですけど英語も喋れますし、フランス語もストレスがないくらいにはなりました」と語る一方、「フランス語は、喋らないですけど聞くことはできる。発音は本当に難しい」と吐露。年々ピッチ内外での対応力が高まるなか、全てにおいて100%を言葉で解決するわけではないという経験則が滲み出ている。

 また、酒井は海外に向いている選手のタイプとして「メンタルは大事かもしれない。コミュニケーションは全く関係なくて、あんまり取れないことをストレスと感じない人のほうが強いと思う。意外と2時間の練習時間より、他の22時間のほうが大事だと思う」と分析。他者とのコミュニケーションが日本よりも減る状態をどう捉えられるかという視点を提示した。

 来年の東京五輪を目指す世代の選手たちも海外に移籍し、すべての日本代表選手が欧州でプレーする日も決して遠くないだろう。そうした潮流のなかで、酒井もまた若くして海外に移籍し、キャリアを形成した先駆者の1人として認識されていくはずだ。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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