ウエスカ、岡崎を活かすために2トップ採用も? 新システムをテスト中とスペイン紙報道
4-3-3あるいは4-2-3-1の最前線か、テスト中の2トップの一角か
日本代表FW岡崎慎司は現地時間4日、スペイン2部ウエスカ加入が発表された。すでに同チームでのデビューを飾っているなか、ミチェル・サンチェス監督は岡崎を最大限に生かすために2トップの採用を検討しているようだ。スペイン紙「AS」が報じている。
【PR】学生向けのお得プランが新登場!ABEMA de DAZN 学割キャンペーン、通常年額の半額でAFCアジア予選・日本代表戦、欧州リーグなどが視聴可能に
岡崎は今夏にマラガと契約していたが、同クラブの財政面の問題によりリーグの選手登録ができず、公式戦に1試合も出場することなく契約解除となっていた。異例の事態となりながらも、同リーグのウエスカがすぐさま獲得を発表。今シーズンを戦う新天地が決定している。
8日の第4節スポルティング・ヒホン戦(1-0)で、岡崎は後半40分から途中出場してウエスカでのデビューを果たした。14日には第5節ヌマンシア戦を迎えるなか、「AS」は「ミチェルは岡崎を11人のどこに入れるか探している」と見出しを打ち、現状に言及。岡崎は「加入から1週間が経過し、チームと仲間に馴染んできたように見える」としたうえで、今後の起用法について考察している。
「監督は岡崎をスタメンで使いたいが、そのためには過去4試合のラインナップに変更を加える必要がある。ダニ・エスクリチェとクリスト・ゴンザレスの両FWが最前線を務めてきて、良いプレーを見せているものの、ここまで無得点。プロキャリアを通して180点以上を決めている33歳に頼りたくなるのも無理はない」
ウエスカは4-3-3あるいは4-2-3-1のシステムを基本としており、起用されるストライカーは1人。その1トップを務めてきたエスクリチェとクリストが“不発”となっているだけに、最前線にそのまま岡崎が収まる可能性もありそうだ。一方、今週に入ってからは2トップのテストも進めていると「AS」は報じており、その一角に岡崎が配置されるという展望もされている。いずれにせよ、ウエスカの攻撃陣が進化するために岡崎が重要なピースと見なされていることは間違いない。同紙は次のように表現した。
「ミチェル監督は岡崎の適応を正しく進めようとしており、すでにスポルティング戦で起用している。本拠地のファンは大きな拍手で迎え、ウエスカファンにとってのアイドルとなり得ることを示していた。指揮官はその実力を認めており、ファンからの愛も示された。あとはチームメートが、彼の特長を理解するだけだ」
現地時間12日には「ウエスカの歴史上で最大」ともされる“お披露目会”が、本拠地で行われる予定の岡崎。大きな期待に応え、ウエスカを牽引する活躍を見せられるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)