世界と戦ううえで必要だと感じた“ごっつぁんゴール”

　今回の代表合宿、鹿嶋市内での練習初日に堂安は“ごっつぁんゴール”の必要性を語った。1年前、世界と戦ううえで自分に足りないと感じていたこと。そして、今度はW杯への道のりを進むうえで必要だと感じていること。1年前に自身に求めていたものを、日本代表に落とし込むことが挑戦だった。

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「周りから点を取らせてもらうのも必要だと思うので、ごっつぁんのゴールも必要やと思いますし、そういうゴールも自分の長所にしていきたい。拓実くんが右サイドに流れたり……という時に僕が中に行けばいいし、そういう時にごっつぁんゴールが生まれると思う。右サイド、トップ下でも受けられると思うので、自分のなかで新しいトライをしていきたい」

　今回、9月シリーズでゴールこそなかったが、2試合で生まれた全4得点に関与した。W杯予選を見据えて、1年前から逆算して考えていた課題があったからこそ、攻撃に絡むことができた。もちろん、まだ足らない部分はある。それは来年、再来年と生かしていくために、自身の頭のなかで整理している。カタールW杯への道はまだまだ続く。決して先を見すぎることはしない堂安だが、これからも節目節目で自身に必要なことを感じ取っていくことだろう。