メッシ、サラーを参考に1年前から“逆算” 堂安律、初のW杯予選で2得点に絡んだ要因

1年前のロシアW杯はラージリスト入りも本大会メンバーから落選

 2018年5月31日、ロシアW杯メンバー発表の日だった。ちょうどこの日、東京都内でオランダ1年目の挑戦を終えた堂安から話を聞くことができた。初めての欧州移籍となったフローニンゲンでの活躍が認められ、19歳ながらラージリスト入りを果たしていたが、本大会メンバーには選出されず。“23番目の選手”と“24番目の選手”での大きな違いに直面した。1年目は公式戦10得点し、A代表でやれる自信もあった。そんな自分には何が足りなかったのか――。

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「アタッカーやから得点のところ。ペナルティーエリア付近でどんな仕事をできるかを伸ばしたい。海外に行って『守備』も言われるけど、やりすぎると結果が残せなくなる。ゴール前で結果を残せる選手になりたい。シーズンの9、10点の活躍を毎年できるようにならないと世界のトップにはなれへんのかなと思う。ごっつぁんゴールが少なくて、実際個人技の得点が多かった。自分としては嬉しいけど、毎年二桁(ゴール)取るには4、5点そういう点が必要。点の取り方とか調子悪いなりの点の取り方」

 そのために磨いてきたのは、動き出しや運動量を生かしたオフ・ザ・ボールの動きだ。世界トップの選手はなぜ得点できるのか、という単純で素朴な疑問と向き合ってきた。

「そこ(点を取ること)に対してフォーカスすることになって。試合を見るのも今までメッシがボールを持った時だけ見てたけど、それ以外のところでどんな動きしているか、とか。リバプールのサラーは決めるけど、スプリントする回数が多いし、カウンターの迫力は勉強している」

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