メッシ、サラーを参考に1年前から“逆算” 堂安律、初のW杯予選で2得点に絡んだ要因
ミャンマー戦で初めてのW杯予選に出場…先制点の起点となり、追加点をアシスト
日本代表MF堂安律(PSV)が初めてのワールドカップ(W杯)予選に出場した。10日のカタールW杯アジア2次予選初戦となるミャンマー戦(2-0)に臨み、MF中島翔哉(ポルト)、MF南野拓実(ザルツブルク)と組んだ2列目右で先発出場。2得点に絡む活躍で森保ジャパンの白星スタートに貢献した。ロシアW杯時には19歳でラージリストに入りながら、あと一歩メンバー入りに届かず。悔しい思いから1年、カタールW杯へ向かうために堂安自身が“必要”と感じていたものとは――。
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特別な価値のある一戦となった。10日のミャンマー戦、午前中から断続的な雨が降り続いたヤンゴンでカタールW杯予選の初戦が行われた。絶対に負けられない一戦で堂安は2得点に絡み、攻守において“らしさ”を発揮した。前半16分、高い位置で相手からボールを奪い、ショートカウンターに。パスを受けた中島が左サイドを駆け上がり、強烈なミドルシュートを決めて先制した。同26分には堂安自らシュートを打つも相手GKが弾き、こぼれ球に再び反応。次は冷静に中央の南野へドンピシャのクロスを送ると、南野が頭で決めた。
2018年9月、森保ジャパンが発足して1年。中島、南野と組んだ若手の2列目トリオは“三銃士”と呼ばれ、新世代の中軸を担ってきた。森保監督がW杯予選でも託した3人。“いつもと同じ”メンバーでも堂安にとっては、少し意味合いが違った。初めてのW杯予選。その舞台に立つということに大きな価値があった。
「自分がテレビで見ていた舞台だったので試合前に改めて出場できることに対して感慨深かった。日本のみんなが応援していると(来た)連絡からも感じていたので、試合終わってから凄い舞台だったんだと、感じさせられた」