「傑出したゴール」「唖然」 CL史に残る衝撃の“50m超ダイレクトボレー弾”に再脚光
元インテルのMFスタンコビッチが2011年シャルケ戦で決めた伝説の一撃を回顧
今季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)は、いよいよ現地時間の17日と18日からグループステージの戦いが始まる。欧州各国を代表するクラブによる至高のバトルに期待は高まるが、大会公式インスタグラムは11日に1本の動画を公開。同日に41歳の誕生日を迎えた元セルビア代表MFデヤン・スタンコビッチが、インテル時代に決めた伝説のスーパーゴールを回顧し、コメント欄にはファンから「傑出したゴール」「唖然とした」といった声が上がった。
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スタンコビッチは1994年に母国の名門レッドスターでデビューを果たすと、98年にラツィオへ移籍。そこからイタリアを舞台に戦い続け、2004年に加入したインテルではスクデットを6回、CL制覇1回など数々のタイトル獲得に貢献した。
そんなインテルの黄金期を支えた大型MFが最も輝いた瞬間の一つが、11年4月に行われたCL準々決勝シャルケとの第1戦だろう。試合開始直後、自陣でボールを拾ったインテルの元アルゼンチン代表MFエステバン・カンビアッソが相手最終ラインの裏へ浮き球のロングパス。このボールに素早く反応したシャルケGKマヌエル・ノイアー(現バイエルン・ミュンヘン)は、ペナルティーエリア外に飛び出しワンバウンドしたボールをダイビングヘッドで大きくクリアする。
ボールがハーフウェーライン付近まで飛んだことで難を逃れたように見えたが、落下地点にいたスタンコビッチが、これをノーバウンドでダイレクトで右足を一閃。矢のように放たれたシュートは、ノイアーが戻りきれていない無人のゴールへと突き刺さった。
この8年前に生まれた衝撃的な“50m超ダイレクトボレー弾”の映像を、CL公式インスタグラムは「CL史上最も偉大な長距離弾?」との一文を添えて公開。コメント欄では「このようなゴールを見たことがない」「セルビア人の衝撃」「ゴラッソ!」「最高」「なんてクラックだ」「傑出したゴール」「唖然とした」といった驚きの声が上がっていた。
最終的にインテルはシャルケに5失点を喫し、2-5と惨敗。第2戦にも敗れてベスト8で姿を消した。それでもスタンコビッチが決めたスーパーゴールは、今後も語り継がれていくに違いない。