マジョルカ久保、次節の出場に暗雲!? 代表招集の影響を地元紙懸念「適応が遅れた」
移籍直後に日本代表活動に招集 「同僚とともにトレーニングする機会を逸した」
マジョルカの日本代表MF久保建英は、日本代表で史上最年少となる18歳98日でのワールドカップ(W杯)予選デビューを飾るなど、9月の連戦で出場機会を得た。ただ、その一方で現地メディアは期限付き移籍で加入したマジョルカ側から見て、久保のチームへの融合の難しさがあることを指摘している。
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スペイン地元紙「Diario de Mallorca」は、「クボの融合の難しさ」というタイトルで記事を掲載している。
「日本人アタッカーは今週、アジアへの長距離移動と2度の試合出場で消耗している。日本で先週木曜日にパラグアイ戦、そして昨日(10日)にはミャンマー戦に臨んだ。コパ・アメリカでも素晴らしいパフォーマンスを見せ、クオリティーを発揮した18歳は、彼が持っている才能であるドリブル、パス、シュートを繰り出した」
日本代表に欠かせない存在だとする一方で、今回の代表招集が加入間もないタイミングでは懸念になっていることも記している。
「マジョルカから離脱して1週間が経過し、代表に選考されたため、(マジョルカの)チームメートとともにトレーニングする機会を逸した。つまりはビセンテ・モレノ監督のチームでの適応タイミングが遅れたと言える」
記事では、久保のデビュー戦となったバレンシア戦を前にしたタイミングでも「2度のトレーニングのみだった」こと、そしてモレノ監督が試合後に「ベンチから途中出場する選手は、先発メンバーよりもより一層力を見せてほしい」と語ったこと、そして、「彼との契約が発表されて3週間が経つが、チームへの融合は複雑なことが分かってきた」と触れている。
同紙は長距離移動によって14日のアスレティック・ビルバオ戦の出場も「非常に難しい」との見立てを示している。加入直後にAマッチウィークというタイミングの部分もあったが、久保は現地メディアの懸念をプレーで払拭することはできるか。