韓国の“元Jリーガー”チョン・ウヨン、豪快FK弾に賛辞 「幻想的」「再び才能示した」
W杯予選の初戦トルクメニスタン戦、得意のFKから貴重な追加点
韓国代表は10日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の初戦でトルクメニスタンとアウェーで対戦し、2-0と勝利した。
前半13分にMFナ・サンホ(FC東京)が代表初ゴールを決めると、後半37分に韓国に追加点が生まれる。決めたのは、かつてJリーグのヴィッセル神戸やジュビロ磐田、京都サンガF.C.でプレーしたMFチョン・ウヨン(アル・サッド)。得意のFKからの豪快な一撃が、韓国メディアで話題を呼んでいる。
総合ニュースサイト「NEWSIS」は、「右足からの豪快なFKを決めて2-0でリードした。2017年12月の日本とのEAFF E-1選手権で無回転FKのゴールで強いインパクトを残したチョン・ウヨンが、再びFKを決めてその才能を示した」と伝えた。
また総合ニュースサイト「クキニュース」は、「FKのキッカーとなったチョン・ウヨンは、幻想的なシュートでゴールネットを揺らした」と報じ、韓国を勝利に導いた一撃を称賛している。チョン・ウヨンのFKは韓国にとって強力な武器の一つになっており、対戦相手にとっては脅威となっているに違いない。
韓国は次戦、10月10日にホームでスリランカ代表、15日にアウェーで北朝鮮代表と注目の一戦に臨む。
金 明昱
1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。