ミラン指揮官、セリエB昇格組とのドローに一喝! 「もっとずる賢くあれ」「勝ち点2を投げ捨てた」

ガードの上から殴り続ける単調さに苦言も

「もちろん、カルピの守備陣も素晴らしかったが、ゴール前で、もっとずる賢くあらねばいけない。我々の攻撃陣は、そういったプレーができる選手たちだが、今日のゲームでそれが発揮されなかったのは残念だ」

 ミハイロビッチ監督はこう一喝した。右サイドハーフで起用したMFアレッシオ・チェルチは強引な突破を繰り返し、FWエムベイエ・ニアングも時間の経過とともにプレーが単調になっていった。ボクシングでガードの上からひたすら殴り続けるような展開に、指揮官もイライラを募らせていたようだ。

 一方で、FWルイス・アドリアーノの投入のみに終わった交代策には触れなかった。1日のイタリア杯クロトーネ戦で先発し、延長120分間を戦い不発に終わった本田はリーグ戦で10試合連続でベンチスタートとなった。そして、8試合ぶりに出番なく試合を終えた。指揮官が攻撃陣のプレーを問題視する結果に終わっただけに、次節に出場のチャンスを得られるようにまずはトレーニングでアピールをしたいところだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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