「いい狙いだったクロス」 堂安律、“作戦通り”の2得点を解説「分かっていた」
2得点に絡む活躍も…「1点目はラッキー。翔哉くんの個人技」
日本代表MF堂安律(PSV)が、2得点に絡む活躍でカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の初戦でチームを勝利に導いた。ミャンマー戦はMF中島翔哉(ポルト)とMF南野拓実(ザルツブルク)のゴールで2-0の勝利。先制点の場面ではボール奪取で起点となり、追加点を正確なクロスでアシストした堂安は、劣悪なピッチ状況さえも“味方”につけた狙い通りの得点演出について言及した。
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アジアの大会独特の環境でも、森保ジャパンは白星スタートを切った。午前中から断続的な雨が降り続いたヤンゴン。会場のトゥウンナ・スタジアムへ向かう街中では浸水が起きるほどの雨量だったが、日本代表は時折パスが止まってしまうようなピッチ状態にも左右されなかった。前半16分、堂安が高い位置で相手からボールを奪ってショートカウンターに。パスを受けた中島が左サイドを駆け上がり、強烈なミドルシュートを決めて先制した。同26分には堂安自らシュートを打つも相手GKが弾き、こぼれ球に再び堂安が反応。中央の南野へドンピシャのクロスを送ると、南野が頭で決めた。
「(1点目は)ラッキーな感じだった。相手がカウンターで一発狙ってくるのは分かっていたので、ショートコーナーは狙っていましたけど、その分カウンター注意しろというのはあのポジションは言われている。引かずに奪いにいったシーンは良かったかと思いますけど、ゴールは翔哉くんの個人技かな。(2点目の)クロスは一つのチャンスになると分かっていた。こういう相手を真ん中で崩すのは難しいなかで、ボールウォッチャーになるDFをクロスで崩したのは自分たちの考え通りですし、前日の練習から拓実くんともそういう話をしていた」
8日、9日とも試合会場で練習を積むなかで、ピッチ状態を入念に確認して試行錯誤した。前日から“作戦”を練り、ピッチ状態が悪いからこそ、冷静に狙い通りの形で決めることができた。日本らしい戦いも見せつつ、引いてくる相手、劣悪な環境も味方につけてゴールを奪った。特に2点目のクロスからの得点は、「いい狙い」と“自画自賛”した形だ。