ミラン本田、8試合ぶりに出番なし 敵地でカルピにスコアレスドロー
ミランが猛攻も、相手DF陣を崩せず
後半に入ると、ミランはニアングが左サイドからの突破で数度のチャンスを作るが、カルピの守備陣に最後のところで阻まれた。その後は完全にゲームが膠着。ミハイロビッチ監督は後半23分にFWルイス・アドリアーノをチェルチに代えて投入し、ニアングを右に回した。
投入されたアドリアーノは安定感のあるポストプレーで攻撃にアクセントを加え、いい位置でのセットプレーも獲得したが、最終的にゴールには結びつかず。ミランの選手たちがフリーでシュートを打ちそうな場面でも、カルピ守備陣が身体を投げ出してブロックし、最後まで無失点で守り切った。結局、試合はこのままスコアレスドローで終了し、本田に出番は訪れなかった。
本田は延長戦にまでもつれ込んだ1日のイタリア杯4回戦クロトーネ戦で、9月22日のウディネーゼ戦以来の先発出場を果たし、120分間プレーしていた。だが、セリエBの格下相手に見せ場を作れず、イタリア地元メディアからほぼ最低評価で酷評されるなど精彩を欠いていた。中4日で迎えたカルピ戦で出番なしに終わった理由はコンディション面か、それとも指揮官やチームからの信頼の欠如なのか。
降格圏に沈むカルピを相手に勝ち点を積み上げたかったミランだが、拙攻を繰り返し引き分けに終わった。順位も8位まで落とし、勝ち点24は首位のインテルから9ポイント差と引き離される結果になった。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
page1 page2