「重要性を感じた」 2戦連発の南野拓実、ミャンマー戦での課題と“成功体験”とは?
W杯アジア2次予選の初戦でヘディング弾を決めて2-0の勝利に導く
日本代表MF南野拓実(ザルツブルク)は10日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選のミャンマー戦で公式戦2戦連続ゴールを挙げ、2-0で勝利した。初戦の重圧に加えてヤンゴン市内は断続的な雨が降り、ピッチ状態も劣悪のなか勝利を手にした森保ジャパンだが、トップ下で先発した南野は何を感じたのだろうか。
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背番号9の南野は5日の国際親善試合パラグアイ戦(2-0)に続いて2戦連発で存在感を見せた。この日は午前中から断続的な雨が降り、会場のトゥウンナ・スタジアムへ向かう街中では浸水が起きるほどの雨量。水溜まりこそなかったものの、水分を多く含んだピッチで芝の状況も悪かった。気温は30度、湿度は90%を超えるなかで前半16分にMF中島翔哉(ポルト)が強烈なミドルシュートを決めて先制。同26分には堂安のシュートを相手GKが弾き、こぼれ球を拾った堂安が中央へクロスを上げた。これに反応した南野は6バックにもなる相手の最終ラインの間を縫ってドンピシャのヘディングシュートを決めた。
敵地は2万5000人を超えるミャンマーサポーターが駆け付け、ワンプレーごとに盛り上がる熱量。負けじと日本サポーターも声を出し、東南アジア“らしい”サッカー熱の高さが感じられる雰囲気だった。2-0で前半を折り返し、後半も攻め続けた日本だったが、相手に最後体を張られるなどして決定力に精彩を欠き、そのまま2-0でフィニッシュ。圧倒できる力を持ちながら2得点に終わった。南野も課題を感じていた。
「理想は圧倒的に勝てればいつもいいですけど、今日もチャンスはあったので、その課題は個人としてもチームとしても感じている。でも初戦でこのピッチ、この環境……個人的には良かったかなと思います」