「美しき翻弄」 スペインの“技巧派レフティー”、華麗な股抜きに脚光「スペクタクル」
スソが相手選手に囲まれながらも切れ味鋭いフェイントで打開
スペイン代表は現地時間8日、欧州選手権(EURO)予選第6節でフェロー諸島代表と対戦し、4-0で勝利を収めた。予選6連勝を達成したスペインだが、この試合で先発を飾ったFWスソ(ACミラン)の披露した華麗な股抜きに対し、EURO2020公式が最優秀スキルに選出してインスタグラムで動画を公開している。
スペインは前半13分、後半5分にFWロドリゴ(バレンシア)がネットを揺らし、途中出場のFWパコ・アルカセル(ドルトムント)が同44分、同アディショナルタイムに追加点を奪った。格下相手に力の差を見せつける圧勝を収めた一方、スソが相手守備陣に囲まれながらも華麗な股抜きを披露したシーンに注目が集まっている。
右サイドでボールを受けたスソは相手MFヨアネス・ビャルタリス、DFビルヨルムル・ダビドセンの2人に囲まれてしまう。それでも、上手く腕を使ってダビドセンをブロックすると、切れ味鋭いフェイントでビャルタリスの股を通し、ペナルティーエリア右へと侵入した。EURO2020公式は、この日の最優秀スキルを決める「スキル・オブ・ザ・デイ」にこのプレーを選出している。
コメント欄では「スペクタクルだ!」「過小評価されている選手だ」「美しき翻弄」「見事なテクニックだ」とファンの間でも反響を呼んでいた。スペイン代表は世界屈指のアタッカー陣を擁しており、ポジション争いは熾烈を極めているが、スソは左利きらしい類稀な技術と創造性でアピールしてみせた。
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