日本代表、カタールW杯へ白星発進! 中島&南野弾でミャンマーとの雨中決戦に2-0勝利
前半に“2列目トリオ”が躍動 途中出場の久保はW杯予選の日本代表最年少出場記録を更新
日本代表は10日、2022年カタール・ワールドカップ(W杯)のアジア2次予選初戦の敵地ミャンマー戦に臨み、MF中島翔哉の先制ゴールとMF南野拓実の追加点で2-0の勝利。W杯予選の初陣を勝利で飾った。
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森保一監督は5日に日本で行った国際親善試合パラグアイ戦とまったく同じスタメン11人を送り込んだ。試合前から東南アジア特有の豪雨スコールに襲われたピッチは、たっぷりと水分を含んだ状態で始まった。
日本は立ち上がりから相手を押し込んでいった。ボランチやサイドハーフが最終ラインに吸収されて6バック状態になるような守備を固めてきたミャンマーに対し、前半16分に幸先よく先制点を奪った。左コーナーキックがつながらずにカウンターを受けそうになったところを中盤でMF堂安律がストップすると、DF冨安健洋が素早く左45度付近のMF中島へ。中央へ鋭く持ち出した中島は思い切りよくミドルシュートを放ち、これがゴールに吸い込まれた。
その後も攻撃の手を緩めない日本は前半26分、堂安がミドルシュートを放ってブロックされたところを自ら拾い、今度はゴール前に浮き球を供給。そこで相手のマークを外したMF南野がゴール前でフリーのヘディングシュートを決め、2-0と前半のうちにリードを広げた。
雨の止まないピッチは滑りやすい状態になったものの、日本は大きなミスもなく試合を進めた。同41分にはスタンドから乱入者が出るハプニングもあったものの、このままハーフタイムを迎えた。
後半に入っても攻撃の手を緩めない日本は、両サイドも使いながら敵陣ペナルティーエリア内に何度も侵入していった。それでも、MF橋本拳人のミドルシュートなどを相手GKがファインセーブする場面や、MF柴崎岳のボレーシュートがクロスバーに当たる場面があり、3点目が決まらずに時間が流れていった。森保監督は後半20分、堂安に代えてMF伊東純也を投入した。
代わって入った伊東は、同26分に持ち前のスピードを生かして吉田のフィードに抜け出したが、GKとの1対1ではループシュートを狙うも頭を越すことができず、決定的なチャンスを逸してしまった。同31分には南野に代えてFW鈴木武蔵も投入し、さらに同35分には中島との交代でMF久保建英を投入。この試合を18歳98日で迎えた久保は、1980年にスペインW杯予選で風間八宏氏が19歳67日で出場したW杯予選の最年少出場記録を更新した。
日本は交代で前線の活性化を図ったものの、ラスト10分で追加点を奪うには至らず。後半45分間に決定力の課題を残したものの、2-0の勝利でW杯2次予選の初戦を飾った。
5チームで争うW杯アジア2次予選F組は、日本とキルギス以外が2試合を消化。タジキスタンが2連勝で首位に立ち、日本と1勝1敗のモンゴルが勝ち点3で並び得失点差で日本が2位。勝ち点0のキルギスとミャンマーが4位と5位に続いている。
(FOOTBALL ZONE編集部)