「今は堂安より久保が上」 W杯予選初陣での先発起用を金田氏が推奨、その理由は?

堂安の“使われる動き”を評価 「ダイアゴナルに走れる力は大きい」

 もっとも、「久保は使われる選手ではない」とも金田氏は語る。「堂安はダイアゴナルに走れる力は大きい。久保はそれをあまりやらない」と指摘するように、現在の日本代表では左の中島が攻撃の起点になるシーンが多いため、全体のバランスを考えれば効果的なフリーランニングができる堂安のほうが監督としては計算がしやすいのかもしれない。

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 パラグアイ戦の後半、連動性を失ったチームのなかで再三にわたってチャンスを作った久保を「異次元。別格です」と絶賛した金田氏。得点を奪えなかったことや守備面における課題はあるものの、格下であるミャンマーとのW杯予選初戦で久保をスタメンに抜擢する価値はあると語った。

 21歳の堂安と18歳の久保。若き2人のレフティーが日本代表で共存する道はもちろん存在するが、今後右サイドのレギュラーの座を巡り、ハイレベルなバトルを繰り広げていくのかもしれない。

[PROFILE]
金田喜稔(かねだ・のぶとし)

1958年生まれ、広島県出身。現役時代は天才ドリブラーとして知られ、中央大学在籍時の77年6月の韓国戦で日本代表にデビューし初ゴールも記録。「19歳119日」で決めたこのゴールは、今も国際Aマッチでの歴代最年少得点として破られていない。日産自動車(現・横浜FM)の黄金期を支え、91年に現役を引退。Jリーグ開幕以降は解説者として活躍。玄人好みの技術論に定評がある。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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