「今は堂安より久保が上」 W杯予選初陣での先発起用を金田氏が推奨、その理由は?
「“一歩目の躍動感”を相手に見せられるかで、プレーの選択肢の幅は変わる」
金田氏によれば、以前の堂安であれば横パスやバックパスを選択するにせよ、まずはファーストタッチで前を向き、対峙した相手に縦へ行くと見せかけるような動きが多かったという。しかし、オランダで体格の大きな相手と戦う機会が多いためか、そうした仕掛けるプレーが減り、パラグアイ戦を見る限りはボールロストをしないことが優先されるプレーが増えていたと指摘する。
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「もちろん、ボールを取られない持ち方の良さはある。ただ、攻撃側が“取られないスタイル”でボールを持つと、守備側は“取れるかもしれない”と間合いの距離をもっと近づけてくるもの。そうなるとますます、横パスやバックパスの選択肢しかなくなってくる。前を向ければ、局面の展開は絶対に変わる。前を向いて仕掛けられれば相手を下げることができるし、先手を取れればアウトサイドを使って切り返して逆にも行ける。
“一歩目の躍動感”を相手に見せたうえで次のプレーへ移行するのか、それとも常に“安パイ”のキープから入るのか。ファーストタッチの姿勢によって、その後のプレーの幅は大きく変わってくる」
これに対し、パラグアイ戦の後半から堂安に代わって右サイドハーフに入った久保は、こうしたファーストタッチの上手さを見せている。以前から金田氏は、久保はトップ下ではなく右サイドが適正ポジションと語っていたが、その理由の一つが“ゴールから逆算したプレー”にあり、常に仕掛ける意識があることを挙げていた。
「久保は前を向くボールコントロールが抜群に上手く、ファーストタッチで全部仕掛ける。しかもドリブルでもパスでも、すべて同じフォームから繰り出せる。これは対峙する相手DFからすれば厄介だ。左サイドの中島とともに、2人とも縦にドリブルで運べるし、パス出し役として起点にもなれる。今のプレーを見る限り、堂安より久保のほうが上。右サイドのファーストチョイスが久保になっても、全く不思議ではないだろう」
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