08年ナビスコ優勝の大分がクラブ史上初のJ3降格 入れ替え戦で町田に敗れる
転落した九州の雄
苦しい展開に追い込まれた大分だが、今一つ攻撃の圧力は上がっていかない。町田のコンパクトな陣形を崩すには至らず、時間だけが刻々と過ぎていった。
残り10分で大分はDFを1枚減らして攻撃の人数を増やしたが、町田の守備から最後までゴールを奪うことはできず。タイムアップの笛が鳴り響いた。結局、両チームに与えられたPKが明暗を分ける形になった。
これにより、入れ替え戦2連勝の町田が2012年シーズン以来4シーズンぶりのJ2復帰を決めた。また、1999年にJ2に参入して以来、通算8シーズンのJ1の舞台で戦った。日本代表GK西川周作(浦和)、DF森重真人(FC東京)、MF清武弘嗣(ハノーバー)、FW金崎夢生(鹿島)といった逸材を輩出し、2008年にはヤマザキナビスコカップも制した九州の雄・大分は、無念のJ3降格となった。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images