CS決勝観戦のハリル監督の要求は「野心」 国内組に奮起を促す

広島の前半の戦いぶりにも「野心が感じられない」

 日本代表を率いるバヒド・ハリルホジッチ監督が5日、2015シーズンの王者を決めるJリーグチャンピオンシップ(CS)決勝第2戦を現地で観戦した。

 逆転優勝を狙うガンバ大阪がサンフレッチェ広島を1-0でリードした前半を「面白い試合」と振り返った指揮官は、今後のJリーグへの期待について次のように語った。

「Jリーグで国内組がしっかりプレーすれば、A代表も強くなる。戦う意識と前へのプレーだ。必要なアグレッシブさが足りない。多くのチームが、ディフェンスに傾いたプレーをしている。もっともっと、みんなが前へ前へという意識でプレーしてほしい」

 敵地での第1戦に3-2と勝利し、2年ぶり3回目のリーグ優勝に向けて優位な立場にあった広島の前半の戦いぶりにも、「野心が感じられない」と苦言を呈していたハリル監督。来年6月からスタートするワールドカップ・アジア最終予選に向けて、A代表のさらなる強化を果たすために、現状の主力を脅かすような国内組の野心に満ちたプレーと、台頭に期待していた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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