マラガ、またしても問題発生 書類不備で選手起用できず…監督激怒「理解できない」
岡崎が登録できずに契約解除となり、代役として獲得した選手も第4節で起用できず
スペイン2部マラガは今夏、日本代表FW岡崎慎司(現ウエスカ)らを獲得したものの、サラリーキャップ制の上限を超えていたため、リーグに選手登録できない状態に陥った。岡崎がすでにクラブを離れる事態となっているなか、新たな問題が発生したという。スペイン紙「マルカ」が報じている。
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問題が発生したのは、現地時間7日のスペイン2部第4節アルメリア戦(0-1)。岡崎とFWホセ・ロドリゲスを登録できず、代役として獲得したFWロレンゾ・ゴンザレスとアルジェリア代表MFモハメド・ビンハメーサを起用するはずが、試合開始4時間前になって、彼らを起用できないことが判明したというのだ。
その理由は、移籍証明書の手続きが完了していなかったこと。その事実をビクトル・サンチェス監督が知ったタイミングが、アルメリア戦の試合開始4時間前だという。まさかの“不手際”には、サンチェス監督も怒りをぶちまけている。
「ビンハメーサとロレンゾが正式加入していなかったなんて、信じられない話だよ。今夏の移籍市場で起こったことを踏まえても、だ。私が(スタメンを)決断してからこの事実を知るなんて、理解できない」
岡崎とロドリゲスが登録できなかった際には、マラガが公式声明を出して責任の所在はスペインサッカー協会にあると発表していた。しかし、すでにサンチェス監督はこの声明にも疑問を抱くに至っているようだ。
「協会の問題だというのは、彼らが私に伝えているところだね。だが、私は現在の状況をしっかりと知る必要がある」
結局、マラガはアルメリア戦のベンチ入り18人のうち、12人しかプロ選手を登録できなかった。4試合を終えて1勝1分2敗とスタートダッシュにも失敗しており、混迷を極めるマラガの今後には暗雲が漂っている。
(FOOTBALL ZONE編集部)