「毎日モチベーションを保つのは難しい」 名手ノイアーが“現役引退”を考える時とは?
バイエルンとドイツ代表で“必要とされなくなった時”、引退も視野に入ると示唆
史上初のブンデスリーガ7連覇を成し遂げたバイエルンの守護神、ドイツ代表GKマヌエル・ノイアーが、クラブと代表チームから必要とされなくなったらモチベーションを保つのは難しく、その場合は引退を示唆する発言をしている。スペイン紙「AS」が伝えた。
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33歳のノイアーは過去10年、その大半でドイツ代表の正守護神に君臨。バイエルンでも2011年の加入以降、同じようにレギュラーを担ってきた。しかし、ここ3シーズンは度重なる怪我に苦しみ、2017-18シーズンは左足骨折でほぼ全休。昨季も親指とふくらはぎの故障により離脱していた。
そんなノイアーは、ドイツ紙「ヴェルト・アム・ゾンターク」のインタビューで、もしレギュラーの座を退く時が来れば、それが引退につながる可能性があると示唆している。
「自分が必要とされなくなり、それを自ら感じてしまったら、毎日モチベーションを保つのは難しい。自分の経験が必要とされ、チームに必要とされると、頑張ろうと思える。この代表チームで自分がとても必要とされていると感じるし、自分がここにいることでみんながハッピーだ。私が自分のパフォーマンスでそれを証明しなければならないのは明らか」
さらに、ノイアーはサッカーへの熱い思いも明かした。
「(自分の持続力は)私のサッカーへの愛の賜物。ピッチでトレーニングやプレーをしている時にとても興奮するんだ。素晴らしい達成感だ。私は33歳だが、いまだにピッチにいる時、自分のゴールキーピングを向上させられると感じている。今でも9年、10年前と同じように、上手くいかないとイライラするし、上手くいけば嬉しく思う。こういうものが自分にとっては何かのサインだ。自分が今もどれほど野心を持っているかということ。自分の体が持つ限りプレーしたいし、楽しんでいるし、必要とされている」
もっとも、30歳を超え、自身の体の変化と戦いながら努力を続けているという。
「若い時はあまりいろんなことをしなくてもコンディションを保つことができたが、変わってきている。それに気がついているので、自分のすること、物事へのアプローチの仕方に気をつけている」
その情熱を見る限り、ノイアーのモチベーションに陰りが見えることは当分なさそうだ。