香川は「フェスティバルに加わった」 サラゴサの“前線トライアングル”を地元紙絶賛
ルイス・スアレス、ドゥワメナと強力な攻撃ユニットを形成
スペイン2部サラゴサに所属する日本代表MF香川真司は現地時間8日、リーグ第4節アルコルコン戦に先発フル出場し、3-0の勝利に大きく貢献した。試合を決める3点目ではアイデアあふれるヒールパスを送るなど攻撃に関与。地元紙「ヘラルド」は、これまでFWルイス・スアレス頼りだった攻撃を一新する存在として称賛している。
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サラゴサは4-3-1-2のフォーメーションでキックオフを迎え、香川はスアレスとFWドゥワメナの2トップの下に入った。アウェーながら試合の主導権を握ったサラゴサは前半12分と42分にFWラファエル・ドゥワメナ、スアレスがそれぞれ相手のミスを突いてゴールを陥れ、2点のリードを奪った。
一方で香川は後半に入ると徐々に存在感を発揮。後半41分にはドゥワメナのシュートに直結するスルーパスを送ると、90分には香川のヒールパスを織り交ぜたカウンターから最後はMFカルロス・ビガライがゴールネットを揺らし勝負あった。
開幕4試合で3勝1分け、2位に浮上。サラゴサとしてみればこれ以上ないスタートを切った。その戦いぶりに同紙も「ドゥワメナとカガワがサラゴサのフェスティバルに加わっている」とのタイトルで絶賛。このようにも記している。
「ついにルイス・スアレスがサラゴサの脅威を独占することに終止符を打った。コロンビア人ストライカーは、2人のパートナーが勝利へのプランを完璧に遂行してくれることを発見した」
「ドゥワメナとカガワはフェスティバルに加わっただけでなく、アルコルコンに襲い掛かる役回りを担った。ドゥワメナとカガワが主力としての役割を持ち、攻撃で危険な部分がスアレスだけだった状況を改善、強化してくれた」
同紙は「スアレスはもう1人じゃない。攻撃の主役3人でアルコルコンの守備陣形をこじ開けた」とも表現している。加入して1カ月あまりの香川だが、前線トライアングルの破壊力はここ近年になかったものとされている。現地での期待は高まるばかりだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)