スペイン代表DFラモス、歴代最多キャップもさらなる意欲 「200試合出場を達成したい」
8日のEURO予選フェロー諸島戦でカシージャスに並ぶ167キャップを達成
現地時間8日に各地で欧州選手権(EURO)2020予選が行われ、スペイン代表はフェロー諸島相手に4-0の完勝を飾った。6連勝でグループFの首位をキープしたなか、この試合で大記録を達成したのはキャプテンのDFセルヒオ・ラモス(レアル・マドリード)だ。GKイケル・カシージャス(ポルト)が持つ167試合出場に並んだが、本人の目標はさらに上にあるようだ。
試合はFWロドリゴ(バレンシア)、途中出場のFWパコ・アルカセル(ドルトムント)がそれぞれ2ゴールを挙げる活躍でフェロー諸島を一蹴した。ただ世代交代が進むチームにあって、いまだ絶大な存在感を放っているのが33歳となったセルヒオ・ラモスだ。この日の出場で足掛け14年で積み上げた代表戦出場数を「167」とし、かつての盟友カシージャスと並び歴代1位タイとなった。
「記録は破られるためにあるんだよ」
スペイン紙「マルカ」によると、本人は試合後このように語ったという。この快挙をカシージャスも自身の公式ツイッターで祝福したが、これに対してラモスは「若いうちにスペイン代表にデビューしたし、長年スペインを引っ張っていけると自信を持っていたよ」として、「イケルの称賛はうれしく思う。ただこの代表でさらに何年もプレーできることを願っている」と話すとともに、次のようにも宣言している。
「この勢いや熱意、そして野心を自分の中に持ち続け、200試合出場を達成したいと願っているんだ。これが目標だよ」
セルヒオ・ラモスは相手エースへの激しいチャージなどで何かと物議を醸すが、その能力に疑いの余地はない。これだけコンスタントに出場試合数を伸ばしてきたということは、稀代のセンターバックであることの証明だろう。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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