鹿島が2年連続ルヴァン杯4強進出! 浦和とホームで2-2ドロー、2戦合計5-4で撃破

4強へと勝ち進んだ鹿島の犬飼智也【写真:Getty Images】
4強へと勝ち進んだ鹿島の犬飼智也【写真:Getty Images】

ホームで1点を争う激闘、伊藤の値千金の同点ゴールで勝負あり

 ルヴァン杯準々決勝のライバル対決は、初戦のアウェーゴールを生かした鹿島アントラーズが2年連続の4強へと勝ち進んだ。8日に浦和レッズをホームに迎え撃った第2戦に臨み、2-2の引き分け。2戦合計スコア5-4として、鹿島が2年連続の準決勝進出を決めた。

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 5日の第1戦は浦和のホームで鹿島が3-2で勝利。アウェーゴールもあり、浦和の突破条件は2点差以上の勝利か、1点差なら4得点以上が必要という状況だった。そうした条件のなか、浦和の大槻毅監督は右ウイングバックにMF関根貴大、左ウイングバックにMF汰木康也というドリブル突破を武器とした両サイドを配置し臨んだ。

 追いかける条件の浦和が立ち上がりからゲームを支配する展開になった。DF岩波拓也のサイドチェンジから汰木とFW武藤雄樹のコンビネーションで左サイドを切り崩す攻撃で浦和はペースを掴んだ。そうしたなかで前半28分、MF青木拓矢の速いパスを受けたFW興梠慎三が右サイドからゴール前にクロスを上げると、中盤から飛び込んできたMFエヴェルトンが押し込んで先制した。

 押し込まれていた鹿島は同41分にカウンターのチャンスをつかみ、左サイドからMF白崎凌兵が送ったラストパスをゴール前でフリーのFW伊藤翔が合わせる決定機を迎えたが、GK西川周作がファインセーブ。前半は1-0の浦和リードで折り返した。

 後半に入ると浦和にアクシデントが起こった。同3分に相手ともつれ合いながらシュートを放った興梠が右足を痛め、直後にFWファブリシオと交代になった。前線の機能性がやや低下し、運動量も落ち始めた浦和は鹿島にペースを握り返された。そして同21分、右サイドでFKを得た鹿島はゴール前に低いボールを供給。こぼれたところをDF犬飼智也が押し込んで1-1とし、突破に大きく近づいた。

 それでも浦和は同32分、途中出場のMF荻原拓也が左サイドからクロスを上げると、逆サイドから飛び込んできた関根がヘディングシュートを決めてこの試合を2-1と勝ち越し。突破条件を満たすまで再びあと1点という状況を作った。

 焦りからボール扱いが雑になった浦和は同42分に中盤で関根が不用意なボールロスト。そこから鹿島はカウンターを仕掛け、MFセルジーニョが右サイドからラストパスを送ると伊藤が押し込み、2-2とした。

 浦和が1点を返せば延長戦という状況の残り数分間をホームの鹿島は守り切り、2戦合計5-4、1勝1分として2年連続の4強に進出した。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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