現役引退を発表したエトー、CL公式ツイッターが伝説のゴール動画を公開

　元カメルーン代表FWサミュエル・エトーが、現地時間6日に現役引退を表明した。UEFAチャンピオンズリーグ（CL）の公式ツイッターは、通算3回CLを制したエトーのプレーヤー人生を労いゴール動画を公開。そのコメントには、多くの国のファンから感謝のメッセージが集まっている。

　カメルーン出身のエトーは、16歳の時にレアル・マドリードと契約するために渡欧。レガネス、エスパニョールと他クラブへレンタルされる日々が続いた。1999-2000シーズン後半にはマジョルカへレンタルされた後に完全移籍し、エトーはレアルと決別した。そしてマジョルカではスペイン国王杯優勝に貢献するなど、ストライカーとしての力を発揮。その活躍が認められ、04年にバルセロナへ移籍した。

　バルセロナでは2回のCL優勝を含む多くのタイトル獲得に貢献し、世界中にその名を轟かせることになった。09年に移籍したインテルでも1年目にCL制覇を含む三冠達成など数多くのタイトルを獲得している。その後はロシアを経由してプレミアリーグに参戦。イタリア、トルコと渡り歩き18年にカタールSCへ移籍し、19年9月6日に引退を発表した。

　CL公式ツイッターは引退を発表したエトーへの労いと感謝を込めて、04-05シーズンでパナシナイコスを相手にハットトリックを決めた時の動画を公開。元ブラジル代表FWロナウジーニョとのワンツーで抜け出したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、左サイドでフリーになったエトーへ絶妙なスルーパスを送り、そのボールにカーブをかけてループシュートで決めた自身3点目、チームとしては5点目となったゴールを取り上げている。

　このツイートに対して、「なんてゴールだ！」「アメージング」「素晴らしい」と得点を賛辞するコメントが集まるなか、エトー引退へ感謝のコメントも寄せられている。「エトーはキングだ。ありがとう、レジェンド」「我々は誇りに思っている」「多くの美しいアートを見せてくれて、ありがとう」といった感謝のコメントには、「サンキュー」「グラッツェ」「グラシアス」といったエトーが活躍してきた国の言語を中心に、多くの国からコメントが投稿されていた。