「なんて才能だ」 マンU新鋭の“無回転ロケット弾”、月間最優秀ゴール受賞「未来の7番」
新加入の21歳FWジェームズ、サウサンプトン戦の衝撃弾がクラブ月間最優秀ゴールに選出
マンチェスター・ユナイテッドは7日、サポーター投票による8月のクラブ月間最優秀ゴールに、31日のプレミアリーグ第4節サウサンプトン戦でウェールズ代表FWダニエル・ジェームズが決めた“無回転ロケット弾”が選出されたと発表した。クラブ公式インスタグラムが、このゴール動画を公開すると、コメント欄にはファンから「なんて才能だ」「異次元」「未来の7番」など称賛の声が多く上がった。
21歳のジェームズは、昨季スウォンジー・シティの主力としてチャンピオンシップ(英2部相当)で33試合4得点と活躍。今夏ユナイテッドに完全移籍すると、オレ・グンナー・スールシャール監督に実力を認められ、開幕戦のチェルシー戦(4-0)では途中出場からいきなりプレミア初ゴールを決めた。その後、第2節からは3試合連続のスタメン出場で、ここまで4試合3得点と大ブレイク中。クラブの月間最優秀選手にも選ばれていた。
そうしたなか、サウサンプトン戦で決めた強烈な一撃によって新たな勲章を手にした。0-0で迎えた前半10分、左サイドから切り込み、俊敏なステップワークでシュートコースを生み出すと、そのまま右足を一閃。矢のように放たれた無回転の弾丸シュートがゴール右上に突き刺さった。
ジェームズのスペクタクルなゴールは、英メディアでも称えられていたが、公式インスタグラムが今回の受賞を受けて得点シーンの動画を公開すると、多くのファンが反応。「なんて才能だ」「シュートを打つことを恐れない選手」「2年後にジェームズは2億(ポンド/約262億円)」「ロケット」「ニュー・ロナウド」「マンU次代の7番」「未来の7番」「異次元」「希望の星」といった称賛の声が上がった一方、「素晴らしいゴールだが、チームのパフォーマンスは再び酷かった」「クールなゴールだが引き分け」と、1-1に終わった試合結果を嘆くコメントも届いていた。
21歳と成長過程にある新鋭アタッカーは、開幕1カ月の活躍により一躍プレミアで注目を浴びるタレントの1人となった。1勝2分1敗とやや低調なスタートとなった“赤い悪魔”の、救世主になるかもしれない。