EURO予選で“国歌間違い”の珍事 アルバニア代表は困惑、キックオフが10分遅延
アンドラの国歌が流され、謝罪するも「アルメリア」と国名を間違えてアナウンス
EURO(欧州選手権)2020予選が現地時間7日に各地で行われ、ロシア・ワールドカップ(W杯)王者でEURO2016準優勝のフランスはアルバニアに4-1で快勝した。ただこの試合前に行われた国歌演奏で、“国歌間違い”が発生し、アルバニアが立腹したためキックオフが遅れる事態となったという。
英公共放送「BBC」が伝えるところによると、トラブルが起きたのは代表戦で恒例のキックオフ前の国歌演奏でのこと。ホームであるフランスの「ラ・マルセイエーズ」が流れる前にアルバニアの国歌が流れる……と思いきや、そこで流れたのはなぜか「アンドラ」の国歌だった。
これは10日にフランスが戦う対戦相手がアンドラだったためのミスと思われるが、会場となったスタッド・ドゥ・フランスに来訪した選手たち、そしてサポーターは明らかに困惑した表情を見せ、それに気づいた瞬間ブーイングが鳴り響いた。
その怒りに油を注いでしまったのは場内アナウンスだ。アルバニアに対して謝罪をするはずが「アルメニアの皆さんへ……」と、東ヨーロッパの別の国を挙げてしまったのだ。アルバニアの首脳陣は正しい国歌が演奏されるようにしてほしいと主審に対してリクエスト。この結果、キックオフ時間は当初の予定より10分遅れたのだという。
なお試合はMFキングスレイ・コマン(バイエルン・ミュンヘン)の2ゴールなどにより、フランスが貫禄を見せつける形となった。しかしキックオフ前の気まずい雰囲気は、両チームの選手に影響を及ぼしたのは間違いない。
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