「久保フェスティバル」 難敵パラグアイ戦の“メッシ風ドリブル”にフランス誌が熱視線
絶妙なボールキープ力でパラグアイの選手4人がかりのマークをかいくぐって大迫へパス
日本代表MF久保建英(マジョルカ)は5日、国際親善試合パラグアイ戦(2-0)で後半45分間プレーし、チーム最多タイのシュート5本を放つなど果敢にゴールを狙った。絶妙なボールキープから4人がかりの包囲網をかいくぐってパスを出した個人技が世界から注目を浴びるなか、フランス専門誌は「久保フェスティバル」と描写して伝えている。
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スペイン名門レアル・マドリードからマジョルカにレンタル移籍となった久保は、今回が海外組として初めての代表活動。パラグアイ戦には2-0で迎えた後半開始から出場し、MF堂安律(PSV)がプレーしていた4-2-3-1システムの右サイドハーフに入った。
後半10分、久保が右サイドで華麗な個人技を繰り出す。
パラグアイDFブラス・リベロスからボールを奪うと、中央へ行くと見せかけ、追いすがる相手を振り切ろうとヒールタッチで切り返し。リベロスの足が当たって一度はバランスを崩してピッチに手をついたが、すぐさま起き上がってボールをキープする。DFブライアン・サムディオがカバーに来てタッチライン際に追いやられるなか、細かいタッチでリベロスの足もとを抜き、行く手を阻んだDFファビアン・バルブエナとMFラモン・マルティネスの間を縫うようにFW大迫勇也(ブレーメン)へパスを通した。
パラグアイが計4人がかりでケアするなか、久保が自慢のテクニックで翻弄したシーンを受け、レアル・マドリード専門メディア「Defensa Central」は、「漫画風プレー」と伝えるなど世界で称賛を集めるなか、フランスのサッカー専門誌「Onze Mondial」は「久保フェスティバル」と見出しを打ってレポートを展開した。
「今夏レアル・マドリードへ移籍した久保建英を見るチャンスがあった。パラグアイのディフェンス相手に複数回プレーして再び輝いた。『messiesque』(メッシスク。メッシのスタイルの意)で再び注目を集め、ソーシャルネットワークを熱狂させた」
独特のテンポと間合いでボールキープする久保を、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシに重ね合わせて報じていた。
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(FOOTBALL ZONE編集部)