ノルウェーの神童、絶妙バックヒールがEURO“最優秀スキル”に認定 「魔法」

MFマルティン・エデゴーは持ち前のテクニックを披露【写真:Getty Images】
MFマルティン・エデゴーは持ち前のテクニックを披露【写真:Getty Images】

エデゴーがマルタ戦で相手を翻弄し、バックヒールのスルーパスに成功

 ノルウェー代表は現地時間5日、欧州選手権(EURO)予選マルタ戦で2-0と勝利した。主力の20歳MFマルティン・エデゴー(レアル・ソシエダ)は右サイドハーフでフル出場したが、相手選手2人を手玉に取るバックヒールパスがEURO公式の「最優秀スキル」に認定されている。

 ノルウェー1部ストレームスゴトセトIFでキャリアをスタートさせたエデゴーは2014年、クラブ史上最年少デビュー。その後、15歳253日という史上最年少記録でA代表デビューも飾った。

 2015年1月にレアル・マドリードと6年契約を結んだが、ビッグクラブゆえにスター選手たちの高い壁に阻まれ、ヘーレンフェーン2年、フィテッセ1年、そして今季はスペイン1部ソシエダへの期限付き移籍が決定した。

 エデゴーは今回ノルウェー代表に選出され、5日に行われたEURO予選マルタ戦は右サイドで先発出場。試合途中に持ち前のテクニックで魅了した。右サイドでボールを持つと、マルタMFポール・フェネクと対峙。MFジェイク・グレックもカバーに控えるなか、ボールをキープしながら左足でボールを引き、そのまま左足ヒールでゴールライン際のスペースへ流し、DFオマル・エラブデラウィにパスを通してみせた。

 EURO2020公式インスタグラムは、この日行われた予選で生まれたプレーからエデゴーのバックヒールパスを「マルティン・エデゴーから魔法」と描写し、「スキル・オブ・ザ・デイ」(最優秀スキル)に選出。ファンからは「罪悪感。マドリードは才能を無駄にした」など改めて実力を認める声が上がっている。

 レアルでは不遇の時を過ごしたエデゴーだが、かつて“神童”と呼ばれたポテンシャルはやはり伊達ではない。

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング