中村俊輔、英紙「21世紀スコットランドBEST 11」に選出 「気品あるプレーを披露」

セルティック時代の中村俊輔に再脚光【写真:Getty Images】
セルティック時代の中村俊輔に再脚光【写真:Getty Images】

05年から4年間プレーしたなか、レジェンドとしてその名を轟かせる

 横浜FCの元日本代表MF中村俊輔が、スコットランド紙「デイリー・レコード」の選出する「21世紀のスコットランド・プレミアシップベスト11」に選出された。

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 日本代表の元10番は、2005年から09年までセルティックでプレー。リーグ優勝3度、スコティッシュカップ優勝1度、リーグカップ優勝2度と多くのタイトルを獲得し、06-07シーズンにはアジア人選手として初めて海外主要リーグでシーズンMVPにも選ばれた。その活躍は現地ファンにとって今も語り草で、レジェンドとしてその名を轟かせている。

 中村は当時、ゴードン・ストラカン監督の下で右サイドMFとしてレギュラーの座を確立。記事では「この日本人プレーメーカーはグラスゴーでの4年間で気品あるプレーを披露し、セルティックの伝統にその名を刻み込んだ」と称賛を集めている。

 2006-07シーズンの優勝を決めたキルマーノック戦での直接FK弾、同シーズンのUEFAチャンピオンズリーグでマンチェスター・ユナイテッド相手に決めた2本の直接FKゴール、そして2007-08シーズンにレンジャーズとのダービーマッチで見せたボールが急激に変化するミドルシュートなど、記憶に残る数々のスーパーゴールを決めた中村について、「今も古巣クラブから尊敬を集めている」と記している。

 元セルティックの選手では、現在リバプールで活躍するオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクも選出された。同選手は2013年から15年まで2シーズンプレー。当時はまだオランダ代表にも選ばれる前で無名に近かったが、スコットランドで飛躍のきっかけをつかみ、ワールドクラスの選手へと成長した。

 セルティックからは他にも、元スウェーデン代表FWヘンリク・ラーション、元イングランド代表FWクリス・サットンといったレジェンドが名を連ねている。

 スコットランド1部リーグは2013-14シーズンから現行の“プレミアシップ(前身はスコットランド・プレミアリーグ)”という呼称に変わったが、それ以前を含めてセルティックが8連覇中。そのセルティックと並びスコットランドの名門がレンジャーズだ。

 2012年に破産となり、4部リーグから再始動を余儀なくされたが、1部リーグ最多優勝54回はセルティックを凌ぐ。そんなレンジャーズの選手では、今も現役の元スコットランド代表GKアラン・マクレガーをはじめ、元スコットランド代表MFバリー・ファーガソン、元オランダ代表MFロナルド・デ・ブールなど5選手が選出された。

「デイリー・レコード」紙によるスコットランドリーグ、21世紀のベストイレブンは以下の通り。

GK
アラン・マクレガー(レンジャーズ)

DF
アラン・ハットン(レンジャーズ)
フィルジル・ファン・ダイク(セルティック)
フランク・ソゼー(ハイバーニアン)
アーサー・ニューマン(レンジャーズ)

MF
スコット・ブラウン(ハイバーニアン&セルティック)
バリー・ファーガソン(レンジャーズ)
中村俊輔(セルティック)
ロナルド・デ・ブール(レンジャーズ)

FW
ヘンリク・ラーション(セルティック)
クリス・サットン(セルティック)

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