「久保の活躍を伝えることに集中」 日本メディアの“フィーバーぶり”に韓国注目
パラグアイ戦での久保のプレーに韓国メディアも関心 「より一層成長した姿だった」
日本代表は5日、カシマスタジアムで行われた国際親善試合でパラグアイ代表と対戦し、2-0で勝利を収めた。この結果について韓国メディアも報じているが、そのなかでも後半からピッチに投入された久保建英に注目した記事も配信されている。
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今夏レアル・マドリードに加入し、マジョルカへ期限付き移籍となった久保は、今回が“海外組”として初めてのA代表招集。ベンチスタートとなったものの、日本が2点をリードした後半開始からピッチに立った。
韓国のサッカー専門サイト「インターフットボール」は、「久保は華麗なドリブルと卓越した動きで視線を浴びた。後半23分に角度のない場所からシュートを放ったがクロスバーを直撃するなど、日本の攻撃に活気を与えた。ゴールはお預けになったが、より一層成長した姿だった」と報じた。
また、スポーツ・芸能専門サイト「スポータルコリア」は、「日本が4試合ぶりにAマッチで勝利したが、現地メディアはゴールを記録した選手よりも、代表戦でデビューした18歳の久保の活躍ぶりを伝えることに集中していた」と、日本国内での久保のフィーバーぶりについても伝えている。
久保は代表初ゴールを決められなかったが、これから始まるカタール・ワールドカップ(W杯)アジア予選で貴重な戦力になることは証明された。ポジション争いはより一層激しさを増すだろうが、マジョルカや代表での今後の活躍と結果に韓国も注目している。
金 明昱
1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。