アヤックスでコーチを務めるベルカンプ氏に白羽の矢

　元オランダ代表でアーセナルのレジェンド、デニス・ベルカンプ氏が英チャンピオンシップ（2部相当）のレディングの新指揮官候補に急浮上したと、英紙「デイリー・ミラー」が報じている。

　レディングは、ジョゼ・モウリーニョ監督の下でアシスタントコーチを務めた経験もあるスティーブ・クラーク監督が解任されたばかり。そのクラーク監督は、先月に同じく英2部のフルハムの監督就任に近づいたが、オファーを断り、一転して残留を果たしていた。しかし、レディングの首脳陣がフルハムとの接触を快く思っていなかったことや、最近8試合でわずか1勝（3分4敗）という成績不振が理由となって、残留決定から2週間後にクラブを離れることが決まった。

　2006年に現役を退いた“アイスマン”の異名を持つベルカンプは、現在古巣アヤックスでアシスタントコーチを務めている。11シーズンに渡ってプレーしたアーセナルのフロント入りなども噂されたこともあるレジェンドだが、英2部で指揮官としてのキャリアをスタートさせる可能性が出てきたようだ。現役時代には華麗なテクニックでピッチ上を彩った。イングランドのファンからも愛されたテクニシャンは、慣れ親しんだ地で監督としてのキャリアをスタートさせることになるのだろうか。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images