「GKは急にしか出番が来ない」 4カ月ぶり公式戦の権田修一、好セーブを支えた心構え
代表での競争に対する考えを明かす 「『序列があるので』と考えてしまうと…」
約4カ月ぶりの実戦だったことについては、「本来は試合には出ないといけないんですけどね」と苦笑しつつ、「(サブの)GKは急にしか出番が来ない」と語り、ピッチに立てない時期が続く経験を、前向きに捉えた。
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「先発のGKが退場して、途中交代でいきなりPKというような場面で出場するほうが、突然です。スタメンなら準備ができるほう。半年間、試合に出ていませんが、出る時はそんなもの。Jリーグでは幸せなことに、あまり試合に出られない経験はしませんでした。もし向こうで試合に出続けていたら、今日、急に出ると言われていたらバタバタしていたかもしれない。普段から、いきなり『出るぞ』と言われた時を想定できていたのかもしれません」
この日の日本代表では、GK川島永嗣(ストラスブール)、GKシュミット・ダニエル(シント=トロイデン)がベンチに控えていた。10日のカタール・ワールドカップ(W杯)2次予選ミャンマー戦では、誰が出場しても不思議ではない状況だ。だが、川島が正GKとして出場し続けた時から、感覚は変わらないと権田は言う。
「ブラジル大会の前の4年間も、日本代表に呼んでもらっていましたが、当時も『(川島)永嗣さんが出るから、サポートで』という気持ちで代表に来たことはありません。日本人のGK、みんなが日本代表を目指して、試合に出るためにキャンプに来ています。序列をつけるのは皆さんの仕事。僕らが『序列があるので』と考えてしまうと、いきなり出番が来た時にパッと準備ができなくなります。僕は今までもそうやってきたし、これからもそうやっていきたい」
常に自分がピッチに立つことをイメージしつつ、これから迎えるW杯予選にも準備することを誓った。