「入っていないのがすべて」 最年少ゴールお預けの久保、決定機逸の“自己評価”は?
後半から途中出場 フル出場の南野と並ぶシュート5本で観客魅了
日本代表MF久保建英(マジョルカ)は、無得点に終わったもののチーム最多タイのシュート5本を放ち“主役級”の活躍を見せた。日本代表(FIFAランク33位)は5日、国際親善試合パラグアイ戦(同39位)に臨み、2-0で勝利。後半からピッチに立ち、国際Aマッチ5試合目の出場を果たした18歳は、背番号17を付けてプレーで観客を魅了した。
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10日に行われるカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選ミャンマー戦(ヤンゴン)に向けての“テストマッチ”。注目された攻撃陣の先発は、発足時から2列目を支えてきたMF中島翔哉(ポルト)、MF南野拓実(ザルツブルク)、MF堂安律(PSV)に1トップはFW大迫勇也(ブレーメン)が務めた。試合開始から南米の難敵を圧倒し、チャンスを幾度となく作ると、前半23分に中島、堂安とつないで、左サイドのDF長友佑都(ガラタサライ)のクロスを中央の大迫が左足で決めて先制。攻撃の手を緩めない日本は、同30分に今度はDF酒井宏樹(マルセイユ)のクロスに南野が合わせて追加点を奪った。
2点リードした前半35分、日本ベンチが動いた。MF原口元気(ハノーファー)、DF植田直通(セルクル・ブルージュ)とともに久保がアップを開始。ハーフタイムには原口、植田に続いてピッチに出て、左足でシュート5本、右足でシュート1本を確認した。そして、後半から途中出場。背番号17がピッチに出てきた瞬間、会場は大歓声に包まれた。
右サイドに入った久保はいきなり好機を作り出す。後半4分、南野からのパスを受け、ペナルティーエリア付近で仕掛けると、相手に倒されてFKを獲得。ボールの前から動かず、そのままキッカーを務めた。直接狙った左足のシュートはわずかにクロスバーの上だったが、大きな“自信”を示した。同13分には左サイドの展開から中央へ走り込んでシュート。DFに弾かれるも、決定機に絡んだ。
「(トップ下と右サイド)どちらもチャンスがあるなら。GK以外ならどこでもチャンスがあればやれるくらいの準備をしないといけない」