ユベントスが昨季決算で47億円の赤字 C・ロナウドの高額年俸がネックと地元紙分析
後期に55億円の赤字となり、年間で47億円の赤字を計上する結果に
イタリア王者ユベントスは、昨季の決算が赤字になったという。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの高額年俸が重く圧しかかったと分析している。
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ユベントスは昨季、スペインの強豪レアル・マドリードから補強の目玉としてロナウドを獲得した。昨年の同時期に「ガゼッタ・デロ・スポルト」紙はその年俸が3100万ユーロ(約37億円)という高額なものになっていることを報じていた。
そのユベントスの昨季決算は、昨年7~12月までの前期が700万ユーロ(約8億円)の黒字、今年1~6月までの後期が4700万ユーロ(約55億円)の赤字となり、トータルすると年間で4000万ユーロ(約47億円)の赤字になったという。
記事では、この要因がロナウドの高額年俸にあると指摘。加入直後にはロナウドの「7番」が入ったユニホームが飛ぶように売れるという経済効果も報じられていたが、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)では8強で敗退するなど減収の要因もあった。
今季は年俸900万ユーロ(約10億6000万円)とも言われるアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインが、夏の移籍市場での放出が叶わず戦力として保有する形になった。そうした意味でも、高額年俸の負担という要素は今季もユベントスの財政上の不安要素になり得る。
これまで堅実な補強戦略が目立ってきたユベントスだが、ロナウド獲得を契機に大型契約を連発している面も見て取れる。リーグ8連覇中でイタリアの“絶対王者”の地位を確立しているユベントスだが、その危機は足元にあるのかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)