本田のライバルがインザーギ体制の“初陣”でゴール エースと期待されるエルシャラウィも結果を残す
フィリッポ・インザーギ新監督体制初となる対外試合では、元フランス代表MFジェレミー・メネズの代わりに右攻撃的MFに19歳の新鋭、エムベイェ・ニアンが右ウイングに入り、1トップはFWジャンパウロ・パッツィーニ、左ウイングにはエルシャラウィが入った。
バルバラ・ベルルスコーニ副会長から新体制発表時にエースの期待を寄せられたスピードスターは昨シーズン、左足第五中足骨骨折の影響で戦線離脱を繰り返し、ゴールから遠ざかっていたが、この日は前半23分に先制点を決めた。2-0勝利に大きく貢献した。
「監督から信頼されていると感じる。4-3-3は僕の戦術」。サイドで圧倒的な局面打開力を誇る若きエースは満面の笑みを浮かべた。
ワールドカップブラジル大会でイタリア代表の1次リーグ敗退の戦犯扱いされ、英プレミア移籍の噂も絶えないFWマリオ・バロテッリはまだ合流していないが、エルシャラウィは「待っているよ」と語った。
一方、インザーギ監督が本田を起用する可能性のあるポジションとしていた左ボランチに入ったリカルド・サポナーラが後半10分にゴールを決めるなどアピール。22日のニューヨーク遠征から合流予定の本田だが、不在の間にポジションを争うべきライバルは着実に結果を残している。
【ミラン 2-0 レナーテ】
得点 エルシャラウィ(前半23分)、サポナーラ(後半10分)
4-3-3
GKガブリエル(→アガッツィ)
DFザッカルド、アレックス(→ラミ)、ボネーラ(→アルベルタッツィ)コンスタント(→シーミッチ)
MFポーリ(→マスタッリ)、ピッチノッキ(→モディッチ)、サポナーラ(→ベネディチッチ)
FWニアン(→ディモルフェッタ)、パッツィーニ(→マストール)、エルシャラウィ(→ロビーニョ)
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web