チチャリートがレバークーゼンで完全復活! ブンデス公式サイト選出の月間MVPを受賞

衰えることのない決定力

 レバークーゼン所属の“チチャリート”こと、FWハビエル・エルナンデスが、ブンデスリーガ公式サイト選出の11月度月間最優秀選手に選ばれた。マンチェスター・ユナイテッドで出番のなかった小さなストライカーは、ドイツで定位置を確保し、完全復活を印象づけた。

 チチャリートは11月のリーグ3試合で3得点。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)でも2試合1得点を挙げるなど好調を維持。レバークーゼン移籍後は通算でリーグ戦11試合6得点、CL5試合4得点、DFBポカール1試合2得点というハイペースで得点を積み重ねている。

 アレックス・ファーガソン元監督時代のユナイテッドでは、コンスタントな出場機会を得てネットを揺らし続けたが、デイビッド・モイーズ前監督やルイス・ファン・ハール監督、期限付き移籍で加入したカルロ・アンチェロッティ前監督体制のレアル・マドリードでは十分なチャンスが与えられなかった。しかし、研ぎ澄まされたゴールへの感覚を衰えることなく、ドイツの地でその存在感を示している。

 レバークーゼンを率いるロジャー・シュミット監督も「チチャリートのように、途切れることなく得点を決めてくれるストライカーの存在はチームにとって素晴らしいこと」とメキシコ代表のスターへの賛辞を惜しまない。さすがの決定力を見せつけた男は、新天地でさらなる高みへ到達することができるだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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