浦和の大槻監督、“怒りのハーフタイム”を明かす 「不甲斐ないままでは終われないだろと」
ルヴァン杯準々決勝第1戦で鹿島と対戦 前半で0-3とされる出来にブーイングも
浦和レッズの大槻毅監督は、4日に鹿島アントラーズと対戦したルヴァン杯の準々決勝第1戦を2-3で終えると、「ハーフタイムにかなり厳しいことを言った」と明かした。前半に0-3という大差をつけられたところから立て直したのは、精神面にフォーカスしたところからだった。
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ハーフタイムの埼玉スタジアムには、大ブーイングが響いた。2戦合計を競うものであったとしても、45分間を終えて0-3というスコアがそうさせた。そのハーフタイムに、大槻監督は選手に強い言葉を浴びせたという。
「前半が0-3なので、ハーフタイムにかなり厳しいことを言った。選手に対しては、こちらは伝えたので、見せてくれと。(選手を)代えないから、何分かは分からないけど、プレーで見せてくれ。不甲斐ないままでは終われないだろと」
実際に、その前半は怒りもやむなしという面があった。双方とも慎重な入り方をした試合だったが、浦和は前半35分にセットプレーで失点すると、同38分、同43分と連続でゴールを許した。大槻監督は「非常に不甲斐ない前半で、サポーターに謝罪したい。失点後の振る舞いや、選手の顔つきも残念なものだった」と、振り返った。
一方で後半に入ると、同7分にエースFW興梠慎三を投入した影響も感じられ、同13分と同15分に連続ゴール。その後の時間帯も、カウンターを受けるリスクを承知で前輪駆動の試合展開に持ち込み、全体的には優勢に進めた。同点ゴールには至らなかったが、第2戦へ現実的な突破条件を残した。
ただし大槻監督は、リーグ戦でも不振が続く状態のチームをこう表現している。
「流れの中での自信のなさのようなところが出ている。ホームでそれはないだろと。メンタルで全てを片付けられないが、準備してきたことができないのが残念なところ。そこが課題かも知れない。精神的なことを伝えて良くなることもあるかもしれないが、それはベース。それを引き出すことに自分もトライしたい」