中立的な立場のイタリア国営放送ジャーナリストも本田に失望 「今季のミランでワースト選手」
本田が出場機会をつかめないのは…
「昨シーズンは、チームの中でトップか2番目にゴールを挙げた存在だったことをリスペクトするならば、今季チームに与えているものは、とてもとても少ない。本田の問題は、パフォーマンスが一定ではないことだ。これは、ミハイロビッチ監督にとっては起用を迷わせる要因になるし、実際にコンスタントに出場できない要因だろう」
ビッゾット氏が見た本田の問題点は、パフォーマンスに波があることだという。国営放送という中立的な立場でもあり、同氏のコメントには他のイタリアメディアの記事にあるような大げさな表現は少ない。しかし、それだけにワースト選手として指名されてしまったことは、今季のミランに対して本田の貢献度が小さいと認識されていることが、よりクローズアップされてしまう。
シニシャ・ミハイロビッチ監督には、現状ではイタリア代表FWアレッシオ・チェルチの控えであると明言されている本田だが、下がり切ってしまった評価を巻き返すためには、かなりの活躍と結果が必要な状況になっているようだ。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images