中立的な立場のイタリア国営放送ジャーナリストも本田に失望 「今季のミランでワースト選手」

ミラン専門のニュースサイトが報じた、番記者以外の客観的視点

 イタリアで苦難のシーズンを送っているACミランの日本代表FW本田圭佑だが、番記者と呼ばれるミランを中心に取材する記者たちだけでなく、中立的な立場のジャーナリストからも厳しい評価を下されている。ミラン専門のニュースサイト「milannews.it」では、イタリアの国営放送「RAI」のジャーナリストであるステファノ・ビッゾット氏の今季のミランの評価を記事として報じているが、同紙は本田を「今季のミランで最も失望させられた存在」と位置づけている。

 今季のミラン全体の現状を、ビッゾット氏はこう話している。

「毎週のように表情が変わるチームで、好不調の波が非常に大きい。実際に、このチームが最終的にどのレベルに達するのか、予想が難しいのが正直なところだ。今この瞬間は、好調な時期だと言えるだろう。ここからの3試合を勝利すれば、クリスマスにトップ3に入る可能性もある。しかし、今季のミランには確実性がない。もし、今の状況を採点しろと言われるなら『6点』か『6.5点』をつける」

 確かに今季のミランは、サンプドリアやラツィオに大勝するゲームもあったが、ナポリには大敗した。ユベントスやフィオレンティーナには、スコア以上の完敗だった。ゲームを支配して攻撃的なサッカーを展開できるゲームと、自陣に押し込まれて苦し紛れのカウンターを狙うゲームがハッキリしている。ビッゾット氏は、そのあたりに安定感のなさを感じているようだ。

 

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