バルサ、ネイマール獲得失敗で選手が不満 ロッカールームの“混乱”をスペイン紙指摘
会長が獲得を約束も実現せず トレード候補に挙げられたラキティッチは不満が募る
今夏にバルセロナ復帰の噂が話題を呼んだパリ・サンジェルマン(PSG)のブラジル代表FWネイマールだったが、移籍市場終了の9月2日までには実現しなかった。ジョゼップ・マリア・バルトメウ会長は現在所属する選手らに対して、ネイマールを復帰させるために全力を尽くすと約束したとされるだけに、“買い戻し”失敗でバルサのロッカールームでは不満が生じているようだ。スペイン紙「マルカ」が伝えている。
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ネイマールの去就は今夏の移籍市場で大きな注目を集めた。本人もバルサ復帰を熱望し、元チームメイトたちもネイマールの帰還を待ちわびていたが、最終的にバルサとPSGは合意に至らず、実現することはなかった。
ただ、ネイマール復帰を望んだ選手たちがバルトメウ会長に直に嘆願し、同会長もそのために全力を尽くすと約束したとされている。これにより、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシとウルグアイ代表FWルイス・スアレス、そしてネイマールの頭文字を取って名付けられた「MSNトリオ」復活を多くの人が心待ちにしていたために、その反動は大きいようだ。
クラブがネイマールの買い戻しにあまり関心を示していなかったと考える選手たちもおり、さらにその一部は、選手らの気持ちをハッピーにするために出したオファーだったのでは、と考えているようだ。
クロアチア代表MFイバン・ラキティッチは、クラブがネイマール獲得のために自分をオファーの一部に入れようとしたことが気に入らない模様。さらに、そのためにエルネスト・バルベルデ監督がシーズン開幕で、カンプ・ノウにとどまると明確に意思表示していたにもかかわらず、自身をラインナップから外したことにも苛立っているようだ。
他にも、フランス代表FWウスマン・デンベレのプロフェッショナリズムは改善されず。エースのメッシが怪我で離脱するなか、チームは今季ここまでわずか1勝しか挙げられずに、“メッシ頼み”という問題も再び浮き彫りとなっている。
バルベルデ監督はサッカーの指導だけでなく、ネイマール獲得失敗による選手のモチベーション向上にも取り組まなければならないようだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)