パラグアイ監督、コパ・アメリカ日本参加の“苦言”を弁明 「日本には愛情がある」

パラグアイ代表のエドゥアルド・ベリッソ監督【写真:Noriko NAGANO】
パラグアイ代表のエドゥアルド・ベリッソ監督【写真:Noriko NAGANO】

ベリッソ監督は運営面に対する発言と強調 「アジア杯でアジア以外は戦わないのと同じ」

 森保一監督率いる日本代表は5日、キリンチャレンジカップ2019でパラグアイ代表と対戦する。対戦国パラグアイのエドゥアルド・ベリッソ監督は前日記者会見で、コパ・アメリカ(南米選手権)で日本の参加に苦言したことについて、「サッカーのレベルが関係しているのではない」と、日本への“口撃”ではなかったと強調している。

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 10日のカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選・ミャンマー戦(ヤンゴン)に向け、パラグアイ戦は重要なテストマッチとなる。日本も参加した今年6月開催のコパ・アメリカ(南米選手権)で、パラグアイはグループリーグを突破。準々決勝で敗退したものの、優勝国ブラジルを相手に0-0の末、PK戦まで持ち込む接戦を演じていた。

 ベリッソ監督は当時、日本とカタールのコパ・アメリカ参加に不満を露わにしたことが各国メディアで報じられたが、会見でその発言について尋ねられた際、「まず説明したいのは、サッカーのレベルが関係しているのではない」と、実力面での発言ではないことを強調したうえで、その真意について触れている。

「あくまでコパ・アメリカというのはアメリカ大陸のチームがプレーするべき大会であって、例を挙げるとするなら、アジアカップでアジアのチーム以外は戦わないのと同じ。繰り返すが、その発言はパラグアイ、カタール、日本のサッカーのレベルとは一切関係ない。実際、日本とカタールは今回の大会で南米のチームと対等に試合ができると証明したと考えている。コパ・アメリカの運営面に対する発言であり、アフリカカップがアフリカ国だけでプレーするのと同じように、そうあるべきだと意図したものだった」

 また、セビージャを率いていた2017年、Jリーグワールドチャレンジで鹿島アントラーズと対戦した際にカシマスタジアムを訪れたことを振り返った。

「日本に来るたびに素晴らしいおもてなしをしてもらい、嬉しく思う。本当に温かい受け入れをしてもらった。日本には本当に大きな愛情があるので、先ほども触れたコパ・アメリカの日本への発言については、日本だからというわけではなかったということだけご理解いただきたい」

 会見では「ありがとうございます」と日本語も披露し、日本へのリスペクトを示していた。

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(FOOTBALL ZONE編集部・城福達也 / Tatsuya Jofuku)



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