「どこ探してもない」 愛娘誕生の“新米パパ”中島翔哉、「すごく嫌…」と語ったことは?

日本代表MF中島翔哉【写真:Noriko NAGANO】
日本代表MF中島翔哉【写真:Noriko NAGANO】

先日第一子が誕生した中島、代表合宿に合流

 日本代表MF中島翔哉(ポルト)が3日、代表合宿に合流した。森保ジャパンは5日の国際親善試合パラグアイ戦(カシマスタジアム)と10日のカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選に向けて、鹿嶋市内で練習を実施。先日、第一子となる長女が誕生した“新米パパ”は初のW杯予選での活躍を誓った。

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 中島は今夏、ポルトガル1部の強豪ポルトへ加入。現地時間8月13日に行われたクラスノダール(ロシア)とのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)予選3回戦第2戦で移籍後初出場を果たした。背番号10をつけて90分間プレー。ただ同25日に行われたベンフィカ戦は欠場しており、夫人の出産に立ち会うためだったと現地紙で報道されていた。

 この日、日本代表へ合流した中島は18歳のMF久保建英(マジョルカ)やDF植田直通(セルクル・ブルージュ)らとランニングなど軽めの調整。公開された冒頭15分の練習では、久保らと会話を交わし笑顔を見せるなどリラックスした様子だった。

 日本の10番を任されてきた25歳にとって、今回の代表戦はまた違った一戦だ。先日、愛娘が誕生し、父親として迎える初めての試合。中島にとって何よりも大切な家族のためにも、勝利をつかみ取らなければいけない。

「出産というのは命がけですし、生まれる前も生まれた後も本当は一緒にいるのが家族。今は離れる時期もありますけど、それがすごく嫌です……。サッカーのためにというより、普通に僕自身、家族が一番大切だと思っていますし、それより大切なものはどこ探してもない」

 落ち着いたら家族でポルトガルに移住すると言い、「すごくいい環境」とサッカーの時とは違う優しい柔らかい表情で語った。

 今夏、ポルトに移籍後は10番を託されるなど期待を寄せられているが、クラブでは完全に定位置を確保しているわけではない。それでも新天地は「みんなすごくいい人が多いので、練習の時はやりやすく、すごく楽しいし、どんどん成長できるんじゃないかな」と厳しい環境に身を置くことで確かな手応えをつかんでいるようだ。

 パパとして、ポルトの10番として迎えるW杯予選。カタール切符を目指して、より一層責任感にあふれた中島の姿を見ることができそうだ。

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(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)



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