堂安PSV移籍の舞台裏 オランダ王者アヤックスの“強奪プラン”を地元紙が指摘
かつてCLの試合に堂安を招待していたアヤックスだが、PSVに後手を踏んで獲得ならず
日本代表MF堂安律は今夏にオランダの強豪PSVへの完全移籍は決まったが、リーグ王者アヤックスも獲得に乗り出していたという。オランダメディアはライバルクラブが繰り広げた“争奪戦”の舞台裏を伝えている。
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堂安は2017年6月にフローニンゲンへ期限付き移籍。加入初年度からレギュラーとしてリーグ戦29試合で9得点4アシストの成績を残すと、フローニンゲンは買い取りオプションを行使して完全移籍となった。
着実にステップアップして迎えたオランダ3年目、フローニンゲンでシーズンをスタートしたなかで8月27日にPSVへの移籍で合意。同30日に2024年まで契約を結んだことが正式発表され、堂安はPSV史上初の日本人選手となった。
しかし、PSVとともに堂安獲得に乗り出していたのがオランダ王者アヤックスだったという。アイントホーフェン市を拠点とする地元紙「Eindhovens Dagblad」は、「舞台裏のストーリーは常にあるもの」とし、「アヤックスはPSVを妨げることを計画し、日本人に興味を示した」と伝えている。
最終的に750万ユーロ(約8億7000万円)に落ち着いたとされる移籍金は、当初フローニンゲンが1000万ユーロ(約12億円)という高額を要求し、交渉は破談に終わる可能性も報じられた。記事によれば、その理由の一つは過去にUEFAチャンピオンズリーグのアヤックス対バイエルン戦に堂安を招待したアヤックスが、PSVの関心を受けて再び接触したからだという。
結局アヤックスの目論見は実現することはなかったが、堂安はオランダ王者からも熱視線を注がれていたという。現地時間9月22日に予定されているPSV対アヤックス戦は興味深い対戦となりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)