バルサB安部裕葵、クラブ公式で“デビュー戦”語る 「チームメートと一緒に戦えて幸せ」
スペイン語の習得状況、新スタジアムでのプレーについても言及
今夏バルセロナBに加入した日本代表MF安部裕葵は現地時間1日、セグンダB(スペイン3部相当)グループ3第2節のヒムナスティック・タラゴナ戦(2-2)に先発フル出場。公式戦初出場ながら持ち前のドリブル突破で存在感を発揮し、クラブ公式ツイッターに投稿された試合後のインタビューで「チームメートと一緒に戦えて幸せでした」とコメントしている。
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鹿島アントラーズからバルセロナに移籍した安部は今季、Bチームでのプレーが決定しているが、8月18日に行われたプレシーズンマッチのリャゴステラ戦で早速ゴールを記録していた。選手登録が完了して迎えたタラゴナ戦で、安部は左ウイングで先発フル出場。前半の決定機はGKのビッグセーブに阻まれたが、後半には相手を退場に追い込むドリブル突破などで強い印象を残した。
現地時間2日、バルセロナ日本語版公式ツイッターは安部のインタビュー動画を投稿。そのなかで安部は「勝利できなかったことがすごく悔しいですけど、チームメートと一緒に戦えて幸せでした」と切り出すと、スペイン語習得の進捗について問われて「自分の意思を伝えることは、まだ言葉ができないので難しいですけど、チームメートの意思を感じることはできる。そういう面では上手くできています」と返答した。
また、この日の試合が行われた新築のヨハン・クライフスタジアムについても言及。「これから歴史を作っていくスタジアムだと思いますし、そういった試合に自分が足を踏み入れることができて、すごく幸せです。このスタジアムでたくさんの勝利を重ねられるように頑張ります」と意気込みを語っている。
バルセロナでの適応にあたっては「僕は何もイメージをせずに入ったほうがスムーズにいくと思っていたので、そういう固定観念を作らずに入りました」という安部。「今の自分があるのはチームメートや、僕をサポートしてくれている周りのみんなのおかげなので、すごく感謝しています」と話し、インタビューを締めくくっている。
バルセロナBでの公式戦デビューを良い形で終え、チームに溶け込むプロセスも順調に進めている印象の安部。トップチーム昇格も含めた今後のさらなる飛躍に期待が懸かる。