“バーゲン軍団”のミランは半分が落第 最も失望したのが本田と伊紙が痛烈批判
クロトーネ戦の合格者はアドリアーノのみ
「イタリア杯はミランの半分の選手が落第。チャンスを生かすことができない」
バーゲン軍団の半分が落第とされる中、一番酷かったのは栄光の「背番号10」の継承者だという。
「本田圭佑は、クロトーネ戦で一番失望させられた選手だ。ルイス・アドリアーノはゴールを決めたのはさておき、最終試験を合格した。彼は移籍メルカートで最後に入った選手」
120分フル出場を果たした本田だが、サポーターやミハイロビッチ監督を最も失望させてしまったという。その一方で、先制ゴールを決めたアドリアーノはバッカとニアングの後塵を拝する格好となっているが、クロトーネ戦で最終試験を突破したという。
今季開幕前に100億円以上をつぎ込み、チームを強化したミランだが、2012年に経営危機からパリ・サンジェルマンにFWズラタン・イブラヒモビッチ、DFチアゴ・シウバを売却してから”ワケあり補強”路線を突っ走ってきた。ターンオーバー制が採用されたクロトーネ戦での先発メンバーの脆弱性こそが、ミランが数年間溜めたツケだという。その中で最も失望のパフォーマンスとなった本田の定位置奪回への戦いは、熾烈を極めるばかりだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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