堂安律、PSV監督に“直談判”して代表合流 「自分の勝手なアイデア」を交渉した理由とは?
当初より1日予定を繰り上げて代表に合流
日本代表MF堂安律(PSV)が“直談判”して代表に合流したことを明かした。日本代表は2日、茨城県鹿嶋市内で5日の国際親善試合パラグアイ戦(カシマスタジアム)と、10日のカタールW杯アジア2次予選ミャンマー戦(ヤンゴン)に向けて合宿をスタート。8月30日、オランダ1部フローニンゲンからPSVに移籍したばかりの堂安は、新天地に移ったばかりにもかかわらず、チームを予定より早く離れて帰国した理由を説明した。
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合宿初日。そこには予定にはなかった堂安の姿があった。通常なら3日に帰国予定も、予定を繰り上げて2日に帰国。合宿初日から参戦し、練習後には居残りでダッシュまで行った。堂安にとって自らが示した“覚悟”の表れだ。
21歳MFは2017年夏にガンバ大阪からフローニンゲンに期限付き移籍。後にクラブが買い取りオプションを行使して完全移籍し、主力として戦ってきた。そして今夏、強豪PSVへの移籍が決定。だが、それも8月30日のこと。移籍先で定位置を確保していないなかでの代表招集となったが、堂安は予定よりも早く森保ジャパンへ合流した。一体なぜなのか――。
「手続きの問題で試合に出られない状況だったので、(PSVのマルク・ファン・ボメル)監督と話をさせてもらって、これはPSVのアイデアというより自分の勝手なアイデアやった。1日でも早く帰って、僕のコンディションがいいほうがPSVのためにもなると思って、判断させてもらった。監督も理解してくれて良かった」
ファン・ボメル監督に“直談判”し、まずはクラブのためにも、代表のためにも、自分のためにもコンディションを上げる“覚悟”を示した。移籍したばかりだと代表へ合流するのは少なからずリスクはある。だが、決断するのに不安はなかったようだ。