リバプールOBがクロップ監督に“警告” サラーとマネは「どちらが欠けてもいけない」
ディウフ氏が昨季得点王の2人に言及 「両方が揃っていなければならない」
リバプールのセネガル代表FWサディオ・マネとエジプト代表FWモハメド・サラーについて、かつて同クラブでプレーしたことのある元セネガル代表エル=ハッジ・ディウフ氏が、どちらか片方でも欠けてはいけないとユルゲン・クロップ監督に警告を発したと、英紙「デイリー・エクスプレス」が報じている。
リバプールの最前線でチームにとって欠かせない存在となっているマネとサラー。過去2シーズンを見てみると、2人合わせて公式戦通算124得点46アシストをマークしている。
昨季はUEFAチャンピオンズリーグ(CL)制覇と、プレミアリーグ歴代3位となる勝ち点97を獲得しての2位に大きく貢献。マネとサラーはそれぞれ22得点を挙げ、アーセナルのエースであるガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンと並びプレミアリーグ得点王に輝いた。そして、今季もその勢いは健在。ここまでの公式戦5試合でマネは4ゴール、サラーは3ゴールを記録している。
そんな強力デュオだが、マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドである元イングランド代表DFギャリー・ネビル氏が、先月初めに来夏にサラーが退団することを「100%保証する」とコメント。これを受けて、ディウフ氏はFIFA公式サイトのインタビューでクロップ監督に対し、このペアはどちらが欠けてもいけないと警告している。
「どちらが欠けてもいけない。1人(サラー)は左足で、もう1人(マネ)は右足を利き足としている。モウがサディオを必要なように、サディオもモウが必要。彼らはスピードとフィニッシュスキルで同じクオリティーを持っている。サラーのほうが、もしかしたらゴール前で多少影響力があるかもしれない。なぜなら、マネよりも守備に費やす力が少ないから。ただ、もう一度言うが、両方が揃っていなければならないんだ」
マネ、サラーとも現行契約は2023年までとなっており、リバプールは是が非でも両選手をキープしたいところ。プレミアリーグ開幕4連勝と絶好調のチームを牽引する2人だが、31日の第4節バーンリー戦(3-0)では、大勢が決した後の決定機の場面でサラーがマネにパスを出さず、交代後にマネが怒りを露わにするシーンが話題となった。抜群の連係を誇る2人は、チームを悲願のプレミア制覇に導き、来季以降も攻撃陣の軸として共闘するのだろうか。