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西野朗新監督へ、前タイ代表監督が信頼のエール「すべてのタイサポーターはあなたに期待」
ロシアW杯で日本代表を率いた西野監督がタイ代表新監督に
サッカーのタイ代表は、今年1月のアジアカップ初戦でインドに1-4の大敗を喫し、セルビア人のミロヴァン・ライェヴァツ監督を解任。コーチを務めていたシリサック・ヨーヤータイ氏が第2戦バーレーン戦から指揮を執って勝利すると、続くホスト国UAE相手にも勝ち点1を得て、1972年大会以来となるグループリーグ突破を果たし、ベスト16の成績を残した。
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選手の持ち味を知り尽くしていたシリサック監督は、タイ代表のコーチを務めている時から“こうすればもっと上手くいくかもしれない”というイメージを抱いていたという。タイ代表MFティティパン(大分トリニータ所属)は、アジアカップをこう振り返っている。
「監督が代わって良くなったことがあるんです。トイ監督(シリサック監督の愛称)は、選手の強みを把握するのが得意なので、どの選手をどのポジションに起用すれば、どう攻められるかが分かっていて、チームが良くなってきた。ベスト16まで進めたのは、練習やチーム内の雰囲気が良くなったことがあると思う」
アジアカップ以降もシリサック監督が続投し、3月のチャイナカップに出場。チャイナカップには、ホスト国の中国、ウズベキスタン、ウルグアイ、タイの4カ国が参戦した。タイは、Jリーグ勢の3人(北海道コンサドーレ札幌MFチャナティップ、横浜F・マリノスDFティーラトン、ティティパン)も出場し、アジアカップのラウンド16で敗れた相手・中国を1-0で倒し、決勝に進出。決勝では、強豪ウルグアイと対戦し0-4で敗れたが、貴重な国際経験を積んでいった。
しかし、6月に行われたタイサッカー協会主催のキングスカップで、ベトナム(0-1)、インド(0-1)に連敗し、タイ代表は新たな指揮官を迎えることになった。
新指揮官に選ばれたのは、ロシア・ワールドカップ(W杯)で日本をベスト16に導いた西野朗氏。日本人指揮官は、カタールW杯アジア2次予選の初陣ベトナム戦(9月5日)を目前に控えるA代表と、東京五輪を目指すU-23代表の兼任という形でタイ代表監督に就任。7月19日に日本で、同21日にタイで監督就任会見が行なわれた。
これまで、コーチ、そして監督としてタイ代表を支えてきたシリサック氏は、西野新監督にどんな思いを抱いているのか。思いの丈を語ってもらった。