久保建英とイ・ガンイン、“日韓”18歳MFの再会にスペイン紙注目 「エリートの立場で…」
マジョルカ久保のリーガデビュー戦でバレンシアのイ・ガンインと同時にピッチに立つ
マジョルカの日本代表MF久保建英は現地時間1日、リーガ・エスパニョーラ第3節バレンシア戦の後半途中から出場し、スペインでの公式戦デビューを飾った。この試合で再会を果たしたのは、同い年の韓国代表MFイ・ガンインだ。スペイン紙「マルカ」は、12歳の頃の初めての出会いから6年後の出来事を伝えている。
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試合はバレンシアのソリッドな守備に対して、マジョルカがなかなか攻撃で良い形を作れない展開に。すると前半42分、後半10分とそれぞれペナルティーエリア内でマジョルカがファウルを犯し、PKの判定が下る。これを両方ともMFダニエル・パレホが決めた。
2点ビハインドとなったなか、勝ち点を持ち帰りたいマジョルカのビセンテ・モレノ監督は、後半34分に久保の投入を決断。ピッチに立った久保に対しバレンシアの守備陣が警戒したため、ゴールへのチャンスを創出することはできず。久保にとってのスペイン初陣は、0-2敗戦という結果に終わった。
ただ、そのなかでも将来を嘱望されるアジア人アタッカーとの再会があった。「マルカ」紙は、「タケ・クボとイ・ガンインは6年前、ジュニア世代の大会のなかで出会っている。当時、日本人アタッカーはバルセロナに加わって間もない段階だった一方で、韓国人アタッカーはすでにバレンシアで彼のキャリアをスタートさせていた」と、当時の2人が置かれていた状況を説明。そして、このようにも表現している。
「年月を経て、彼らが予測していたかは分からないが、彼らは“エリート”という立場で再会を果たした。レアル・マドリードのレンタル移籍によって久保はマジョルカと契約を結び、1部リーグでプレーすることになった。そしてビセンテ・モレノ監督がメスタージャで彼にデビューの数分間を与えることになったからだ」
試合後に「2人はお互いを認め合い、挨拶を交わした」と、アジア人同士での友好を深めたことにも触れている。日本と韓国、将来を担うとされる18歳のアタッカー同士の切磋琢磨は今後、スペインの地でも注目を集めそうだ。